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寺田牧野プロジェクト

秋田県には共有林という山林がある。今回の山林蘇生活動の対象としている山林は、寺田牧野農協協同組合が所有している山林で約80ヘクタールの広さである。標高は200メートルから700メートルに至る。8%が人工林の杉山であるが、残りは広葉樹の天然林である。この地域には渓流があり、深い渓谷をなしている。いろんな理由からこの山林に手入れがされなくなってから数十年が経過した。その結果、渓流を含め山林の随所は荒廃の一途を辿っている。かつの生活道であった古道や山道は藪と灌木で覆われていて、いまや人が歩けない状態である。

​このような状態をかつての美しい山林に変え、老若男女が山行きを楽しみ山と共に生きる里山社会にすることを目的とした。先ず、路網整備を行い、その後に山林の保全を行う計画である。標高450から700メートルにある大持沢と屶磋沢を保全の対象と設定した。

林野庁の森林・山村多面的機能発揮支援金事業の支援を受けながら、2013年から6年に渡り、この地域の山林の保全活動を続けている。

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