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​山林蘇生と郷土の歴史文化

すっかり荒廃してしまった奥羽山脈山林と自然が失われてしまった里山をかつての美しく豊かな自然に蘇えさせることを目的として、秋田県の県南に住む人々を中心として金沢諏訪堂の会が発足された。活動の主テーマを「山と共に生きる」と、「歴史文化を慈しみ育む」とした。日本社会に連綿として生き続けている里山の文化を継承し、郷土に伝わっている歴史文化を慈しみ後世に伝えてゆきながらいまを共に楽しむ日常生活にしたいという思いである。

 

現代社会はあらゆる面で等身大の規模を遥かに超えてしまった感が強いが、そんな中で先の二つのテーマを核として、人間性中心の自然と共に生きるかつての里山社会の生き方を実践したい。そして、縄文時代や弥生時代、奈良平安時代から続いている郷土の歴史文化を批判的継承の目で再考しその意味と価値を再認識したい。そのことが人としての根源的な問い、「我々はどこからきて、何処へ行くのか。我々は何者か」の答えに繋がっていると考える。そう考えれば、この活動は頭をクラクラさせ、胸をワクワクさせ、体全体がをジンジンさせるエネルギーを持っている。

ヘッディング 4

​荒廃している奥羽山脈の人工林

奥羽山脈の​美しいブナの自然林

​奥羽山脈の中腹にある沼のクロサンショウウオの卵

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